宴会の幹事が、お店選びの際に確認するポイントとは?〜料理編〜
大人数の宴会では、毎回幹事の皆さんが試行錯誤しながらお店選びをしています。
では、具体的にはどのような点に注目して、お店選びをしているのでしょうか?
今回は150名に「あなたが20人以上の宴会の幹事になったとして、お店選びをする際に確認するポイントを教えてください」というアンケートを実施しました。
その中から、今回は「料理」に関する回答に焦点を当ててご紹介します。
料理の味
料理の味は絶対欠かせない重要ポイントのひとつです。料理の味をお店選びのポイントとして選んだ人の中で多かった理由は、以下の通りです。
「料理やお酒が美味しければ、多少のことは我慢できるから」
「口の肥えている人がいると、満足いただける食材と内容を提供したいから」
「料理が上司の口に合わないと、文句を言い出して雰囲気が悪くなるから」
「自分が参加者だと、その店の料理の良し悪しで幹事の腕を判断してしまうから」
企業の宴会など、上司が同席する場合は、上司の口に合うかどうか、上司が満足するレベルの料理かどうかなどは、お店選びにおいてかなり優先順位が高いようです。
単に安いだけのお店ではなく、ある程度質の高い料理を提供してくれるお店を求めているようです。
料理の種類
続いて、料理の「種類」に重点を置いている人も多く見受けられました。料理の豊富さが宴会のお店選びに必要だと感じた人たちの主な理由は以下の通りでした。
「メニューが豊富なら、若者からお年寄りまで楽しめるから」
「たくさんの人数で嗜好もそれぞれなので、種類が豊富なことで対応できるから」
「料理提供の仕方が、バイキング形式や大皿といった種類があることで、グループができずに全体で盛り上がりやすいから」
同窓会などでない限り、その宴会に参加する性別や年齢は幅広くなります。
幹事の皆さんは、そのような幅広い参加者層にも対応できるよう、メニューの種類が豊富なお店に魅力を感じるようです。
また、料理提供が大皿やバイキングなど、みんなで楽しめるような形式を選べるかどうかも、意識している人もいるようです。せっかくの宴会だから、いろんな人が交流できるように、という幹事の方の心遣いが垣間見えます。
提供される料理の温度
いくら美味しくて種類が豊富なお店でも、その料理を美味しい温度で食べることができるかどうかはとても重要です。料理の温度と回答した人の意見はこのようなものになりました。
「熱い料理は出来たてで持ってきてくれず、美味しくなかったら」
「出てくる料理が作り置きで、温かいものが冷たい、冷たいものが生ぬるいなど、手抜きの店でないことを確認したい」
宴会では、お店側はどうしても大人数の料理を一気に用意しなければならないため、冷めた料理が出てきてしまう経験をされたことのある人も多いのではないでしょうか。
料理の種類によって、温かい・冷たいといった料理の美味しさを引き出す適温で提供してくれると、ひと口食べた時の美味しさや喜びが倍増します。
出来上がった料理を美味しい温度のままで提供できるかは、まさにお店の腕の見せ所です!
ドリンクメニュー
料理の味や種類とともに、ドリンクメニューに対してもかなり注目してお店選びをしている人が多いように見受けられました。
「飲み物の種類の多さやビールの銘柄を確認します。特にビールは最近発泡酒を提供するところも多いため、必ずどこの銘柄かを聞くようにしています。」
「お酒の弱い人でも場が楽しめるように、ジュースやノンアルコールカクテルなどが豊富だと気の利いた宴会になりそう」
「ビールはピッチャーかビンなのか、チューハイの種類やワイン、焼酎、日本酒も用意されているかを確認する」
アルコール類の種類の豊富さはもちろんのこと、お酒が苦手な人や車を運転する人などへの配慮として、ノンアルコールドリンクの種類の確保は重要視されています。
宴会=飲み会ではなく、飲めない人でも楽しめる空間にしようという幹事の皆さんの気遣いに対応できるお店が必要とされるのでしょう。
その他
料理やドリンクの美味しさや種類、温度など、さまざまなポイントが重視されていましたが、ほかにもこのような意見も出ていました。
「宴会の最後で、デザートとして無料のアイスやシャーベットなどの口直しがサービスされると、出席者が皆満足した気持ちでおひらきにできそう」
「参加者の中にはアレルギーなどで、食べられない食材を出されることもあるため、代替メニューを考えてもらえるかどうか」
お店側からのちょっとした心遣いや思いがけないサービスがあると、「この店にしてよかった」と思い、今後もリピートしたくなるきっかけになるかもしれません。
無理をしたサービスではなく、ちょっとした心遣いが、幹事の方を始め、参加者の皆さんの満足度をアップするのでしょう。
また、アレルギー等の代替メニューに臨機応変に対応できるかどうかは、そのメニューを食べられない本人だけでなく、周りの参加者への満足度にも影響してくるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
「料理」ひとつにしても、こだわるポイントは多種多様。しかしどの項目にも共通して言えることは、幹事の皆さんは「参加者全員が料理を楽しめる時間を作る」ために、何が必要かを第一に考えて、お店選びをしているということです。
幹事の皆さんのその思いやりに寄り添い、臨機応変にサービスを提供できるお店が、きっと宴会に選ばれやすいお店になるはずです!